「普通に考えると、それっておかしくないですか?」
お客さんの必要性を探るポイントを見つけるための考え方。
この考えを頭の片隅に置いてお客さんの話を聞くと、今までスルーしてたこともアンテナに引っかかるようになり、ロープレが俄然おもしろくなった。
昨日のロープレでも、40代半ばの会社員の男性。生活には困っていないが、毎月5〜10万円の余裕が欲しくて副業を探しているという。
「今、困ってないなら、昇進狙えばいいのに…そうすれば1ヵ月10万円くらいお給料上げられるんじゃないのかな…昇進を狙わない理由があるのかな?」
これを質問するのは私にとってとても勇気が必要だったが、思い切って聞いてみた。
「いや、だって僕、会社でNo.2なんです。昇進は必死で拒否してるんです」
なるほど、わかる、わかる。No.2になって、お給料が上がっても、No.1になるまでこれまで以上の努力が必要だし、会社のそういう争いもねぇと勝手に思い込み、質問の方向を変えてしまった。
そして、振り返り。
「もう少し深掘って欲しかったですね。『No.2にもなって、毎月5〜10万円の余裕がないって、どういう会社なの?』って。僕も自分で必要性がわからないから、もっと聞いてほしかったです」
なるほどー!深い!深過ぎる!
そして、なんてやり甲斐のあるおもしろい仕事なんだろう!
販売するコンテンツも素晴らしいのに、そのセールスでさえ、人の役に立てるんだ。仕事って向き合い方なんだな。
ロープレが俄然おもしろくなった。